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新しい乾癬治療

こんにちは。

春一番は吹きましたが季節はまだ行ったり来たり。

 

さて、今日は新しい乾癬治療についてお話しさせていただきます。

乾癬は通常1ヶ月で置き換わる皮膚が炎症により5-6日でパラパラと剥がれる病気です。

皮膚のみでなく関節の痛み、変形、心臓や血管の影響、など全身に及ぶ事もさて近年分かっています。

いままではステロイドの外用が一般的でしたが治療は進歩し、炎症物質を抑える飲み薬や注射が多数発売されるようになりました。

 

一番シンプルなのはオテズラ。決まった量を飲みます。人により頭痛、下痢などが出現しますが、体重減少効果もあるので肥満の方には悪くない選択肢です。

 

関節に痛みのある方にはコセンテイクスやトレムフイアなどの原因物質を直接抑える注射。

導入は病院になりますが1-2ヶ月に1度の注射でほぼ症状が消えます。

コセンテイクスは自己注射も出来ます。関節、爪などに強い症状がある方向きです。

 

最近出てきた内服JAKはリウマチの薬を内服するものでしたが、乾癬に関係するチャンネルのみを止める安全性の高いお薬、ソーティクツも出てきました。

特に顔、頭に効果があるというデータがあります。

 

治療費は決して安くありませんが高額医療制度が使えるもの、かつてよりは価格の手頃な物も出てきています。

全身の乾癬に毎日薬を塗るのはとても大変です。

うつる病気でないのに発疹が目立つ事から日本ではプールや温泉に入る事もなかなか難しく、患者さんの社会生活を大きく損なっています。

お悩みの方、一度ご相談にいらっしゃいませんか。

生物学的製剤の承認施設でもある当院で治療のアドバイスさせていただきます。

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