AGA

AGAとは

髪の毛に悩む男性AGA(エージーエー)は『Androgenetic Alopecia(アンドロジェネティック・アロペシア)』の頭文字からなる略語で、日本語では『男性型脱毛症』と表記されます。
遺伝や男性ホルモンの関与によって生じると考えられており、思春期以降に額の生え際・頭頂部のどちらか、あるいは両方の頭髪が細く薄くなり、徐々に進行し目立つようになります。
皮膚科専門医は皮膚だけでなく、髪の毛や体毛、爪に関してもエクスパートです。
当院では症状を伺い症状、ご希望に合わせた内服などの治療やアドバイスを行っております。治療についても詳しく説明させて頂いておりますのでお気軽にご相談ください。
なお内服は自費処方となります。

AGAの原因

頭髪は、成長期、退行期、休止期というヘアサイクルを繰り返しています。AGAでは男性ホルモンのテストステロンから5α-還元酵素によってつくられる物質DHTによってヘアサイクルの成長期が短くなります。進行すると髪は細く弾力も落ちボリュームがなくなり薄毛が目立つようになっていきます。

AGAの症状

日本の成人男性(20~69歳)の3人に1人がAGAであると考えられています。800万人の成人男性が頭髪の状態を気にしているという調査結果も報告されています。
AGAは進行性であり、放置していると毛髪は徐々に減り、張り、コシもなくなってきます。有効な治療を受けなければ進行して髪の毛が減り続け、毛髪も薄くなりますので、早めに適切な治療を行うことが重要です。

AGAの特効薬のプロペシア

AGAの特効薬のプロペシア

プロペシア(フィナステリド)は、医療機関のみで処方が可能なAGAの特効薬であり、2005年10月に厚生労働省の認可を受けています。プロペシアは、DHTを生成する5α還元酵素を阻害することにより原因物質とされているDHTを抑制する働きを持つ内服薬です。

プロペシアの有効率は3年間で98%と報告されており、AGAに対する優れた効果が認められています。通常効果を実感するまで3-6ヶ月かかります。その後も症状は改善し、内服1年後より3年後の方がさらに高い効果を実感されている方が多いことが報告されています。
また、治療の際に開始時期にスマホなどで頭部の写真を撮影し、治療が進んでから撮影した写真と見比べるとその効果をより実感しやすくなるでしょう。
長期継続が改善の鍵です。

安全性

プロペシア(フィナステリド)は、1%未満ですが胃の不快感、肝機能障害、性欲減退、勃起障害などの副作用が報告されています。
万が一、異常を認めた場合にはすぐに内服を中止して、受診してください。

新しいAGAの治療薬、ザガーロ

2015年に厚生労働省から承認されたAGA治療薬で、ザガーロはAGA発症につながる5α-還元酵素2種類の働きを抑制します。
このことから、ザガーロは効果を実感できる時期がより早く、高い効果につながりやすいと期待されています。ザガーロも医療機関を受診しないと処方できない薬です。

これまでプロペシア(フィナステリド)を内服していて十分な効果を得られていないと感じている方、早い時期に効果を得たいとお考えの方にザガーロをお勧めしています。ザガーロはもともと前立腺肥大の治療薬として使われてきて、抜け毛や薄毛に対する治療効果が認められて承認につながった薬です。生じる可能性のある副作用には、抑うつ、勃起不全や性欲減退、肝機能障害、倦怠感などが報告されています。

費用

プロペシアのジェネリック
(フィナステリド)
1ヵ月(28日分) 5,500円(税込)
ザガーロのジェネリック
(デュタステリド)
30日分

6,600円(税込)

AGA治療薬は保険適用されないため、自費診療になります。当院ではフィナステリドやデュタステリドを処方する場合、
初回は診察料(保険適用)と薬代(自費)をいただきます。薬はどちらも1日1回、時間を決めて内服するタイプです。
ご相談のみで処方を受けない場合には、保険適用で診察料のみをいただいています。

皮膚科専門医は髪の毛に関してもエキスパートです

皮膚科専門医は、皮膚だけでなく、髪の毛や体毛、爪に関してもエキスパートです。AGAは病気ではなく、体質や老化現象と捉えられています。治療が絶対に必要というわけではありません。しかし薄毛の改善や進行を止め、若々しくいたいとお考えの場合はエビデンスに基づいたご説明を行い、不安や疑問にも丁寧にお答えしてサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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