こんにちは。
皆さまの夏はいかがでしたか?
猛暑で涼しい自宅で過ごされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
当科はニキビ、にきび跡、酒さなどの治療にも力を入れていますが、最近気になるのはSNSに振り回されて悪化したり、肌トラブルを起こして駆け込んで来る子達。
貼ったらさらに蒸れてしまうニキビパッチにカブレを起こすセルフのピーリング剤はまだいい方。
増えているのがSNSの広告に惹かれて美容治療を受けてトラブルになる例。
既に治療中だけど結果を求めて、又は無治療だったけど広告、キャンペーンを見て行ってしまった、というきっかけが多いようです。
美容皮膚科の勤務経験から言わせて頂くと、美容治療とは「エステでやるにはリスクが高い、より美しくなるメニュー」を提供する事。
広告イメージも含め、空間の雰囲気、施術を含む体験型のパッケージ商品でもあります。
手元に治療同意書がある方はちょっと目を通してください。
効果、リスクを理解した上で施術に同意します、という一文がありませんか?
体質や状態は千差万別。
効果がない、あるいはトラブルも理解している事が前提なのです。
ニキビ、酒さなど継続した治療が必要な疾患については特に注意が必要です。
通常治療との連携、施術後のケアなどは確認すべきでしょう。
自費の施術後の不調などは、かかりつけ医ではなく施術側の責任になる事も
忘れてはなりません。
美容クリニックは本来「なりたい自分」に近づけてくれる機会を提供する場所ですが
その施術はそもそも必要なのか?高価な最新治療以外にも選択肢はないのか?
自身でしっかりと判断してください。